新中3 受験に向けてのスケジュール(埼玉県公立・私立入試)

中3になるとほぼ毎月テストがあります。当然ながら、これらのテストは受けっぱなしでは何の意味もありませんので、テスト→復習&弱点補強→テスト→…としっかりと学習サイクルを構築していく必要があります。

特に北辰テストは既習範囲全てが範囲となるテストであり、十分に準備をする必要があります。漸進会では、北辰テスト対策と定期テスト対策のバランスをとりながら、第一志望の高校に合格できるように指導していきます。


スケジュール

中2(中3始業式まで)

とにかく2年生までの内容の復習を進めてください。勉強習慣が身についていない場合はこの期間に少しずつ慣らしていきましょう。

習慣化のコツは毎日同じ時間に勉強することと、めちゃくちゃ軽いノルマを設定して机に向かう抵抗感をなくすことです。

勉強する時間帯に関しては、急な予定が入りやすい夜よりも早朝を推奨します。最初のノルマは「朝起きたら問題を1問解く」くらいがちょうど良いでしょう。問題も簡単なもので構いません。大体の場合とりあえず勉強を始めれば、作業興奮でやる気が出て同じページの問題くらいは解いてしまうものです。ノルマ(目標)を高く設定しすぎると机に向かうまでに時間がかかるので逆効果です。とにかく勉強を生活ルーティンに組み込んで生活の一部にしてしまうことです。ご飯を食べたり風呂に入るくらいの感覚で勉強できるようになれば受験はほぼ勝ち確といっても過言ではありません。

中3 4月 第1回北辰テスト

→ここが一番数字を取りやすいので必ず受験しましょう!

中3 6月初め 英検

  (ここで3級を取るのが理想)

       6月中旬 第2回北辰テスト(忙しいけど必ず受けてください)

     6月末頃 1学期期末テスト

      (この時期は比較的点数が取りやすい分野が多いのでここで頑張る)

中3 7月中旬 第3回北辰テスト

→偏差値が高く出やすいのはここまで。9月以降は全員勉強を開始するので成績維持だけでも大変になってきます。

2023年は7月15日(土)・16日(日)にさいたまスーパーアリーナで私学進学フェアが開催されるので、一気にいろいろな学校の説明を聞くチャンスです。夏休み以降、ここで話を聞いて興味をもった学校の説明会や文化祭に参加してみましょう。

  7月下旬 数検

     (必要であればここで3級以上をとる 優先度は英検の方が高いのでスルー可)

  8月 夏休み 

     →第3回北辰までに目標偏差値が取れていれば積極的に確約を取りに行きましょう!

      (併願私立の確約を取れれば後は第一志望の勉強をするだけで良くなる)

  9月初め 第4回北辰テスト

     →ここから偏差値を上げにくくなるので夏の勉強は超大事!

     半端に勉強してもなかなか伸びないので部活を引退したら、平日4時間、休日10時間以上を目安にガッツリ勉強しよう!

  9月中 気になる学校の文化祭や学校説明会に行っておく

  10月初め 第5回北辰テスト

       →確約を取れてなければ優先度は定期テストと同じかそれ以上

       英検受験 3級以上(4級以下に加点されることはほぼ無い)

       →3級持ちはここで準2級まで取れるとさらに有利

       10月中旬前後 2学期中間

          →北辰と近いので、テスト勉強は9月までにほぼ全て終わらせておく。

  10月後半 漢検

    (必要であれば受ける。優先度は英検の方が高いが、取れるなら取っておきたい。受ける場合は基本的に3級以上を目指す。)

  

11月初め 第6回北辰テスト

     英検2次試験

     →日程が被ることがあるので注意!

12月初め 第7回北辰テスト

     →1月に8回目もあるが、確約で使えるのはここまで

12月中旬頃 2学期期末テスト

      →入試で参照される成績(内申点)はここまで

12月中 ここまでで併願私立の確約を必ず取ってください!第一志望のみの受験は絶対にやめましょう!

1月後半 私立高校受験本番

    →確約をもらえていれば普通は大丈夫ですが、当日欠席やあまりにも酷い点数の場合には落とされることも無いとは言えないので、過去問数年    分はやっておきましょう!

2月後半 公立高校受験本番

      →最低でも直近5年分の過去問はやっておきましょう

以上が埼玉県の高校受験生の一般的な受験スケジュールです。

学校の定期テストで平均点以下の科目がある場合、春からしっかり受験に向けての勉強を始めないと偏差値50(県平均レベル)以上の高校に合格するのが難しくなってきます。

GWくらいまでには少なくとも、毎日勉強する習慣をつけて1〜2年生までの学習内容が半分以上頭に入っている状態にしておきたいです。以下は各科目の春の勉強指針になります。

英語について

とにかく単語と文法をしっかり覚えておかないと3年生の単元についていけなくなるので、最優先で取り組みましょう。単語帳を持っていない場合は本屋で見比べて気に入ったものを購入することをオススメします。また語学の学習において辞書は必須ですので、持っていなければ電子辞書を購入しておきましょう(紙でも良いですが荷物になりにくいので電子の方がオススメです)。その際には高機能のものは不要です。型落ちや中古のもので構いません。一応高校生向けのものを買っておくと大学受験まで使えるので便利です。スマホの無料辞書などである程度代用も出来ますが、スマホ自体が学習の妨げになりがちですし、学校の授業中に使えないのでやはり非推奨です。

数学について

特に一次方程式や連立方程式をスラスラ解けないと2次方程式などの単元についていけなくなります。これらの単元に不安がある場合、この春休み中に必ず出来るようにしておきましょう。特に目立った不得意分野がないのであればいきなり北辰の過去問に入って大丈夫です。

国語について

まず北辰テストの過去問に取り組んでいきましょう。第一回の北辰テストまでに文法と作文のセクションに力を入れて得点の最大化をはかってください。読解問題の得点率を短期間で伸ばすのは難しいですが、文法と作文にフォーカスすれば全体の点数は短期間でかなり伸びます。作文に関しては指示

理科社会について

まずは北辰テストの過去問に取り組みましょう。そこで苦手な単元を洗い出すことができますので、出来なかった問題を中心にその問題を含む単元をしっかりと復習しましょう。復習の際には問題の解説を読むだけでなく、必ず教科書などに立ち返って穴を潰すようにしてください。各単元をひとつひとつ着実に身につけるのが肝要です。

ー暗記についてー

暗記事項を覚えられない人の特徴として、勉強がただの作業になっているという点が挙げられます。例えばワークの答えをただ写すだけになっていたり、書き取り練習の際にただ回数をこなすことだけに意識が向いてしまったりという具合です。これらは勉強ではなくただの作業であり、何の意味もありません。特にワーク類は、必ずしも同じ問題が出るとは限らないので、答えを覚えるのではなく解き方を身につけることを意識しましょう!

ーマルつけについてー
問題集などで問題を解いたあとはすぐにマルつけをして復習に入ってください。解きっぱなしは言語道断です。そんなことをやっているうちは成績はなかなか伸びませんので、心当たりのある方は悔い改めてすぐの復習を心がけてください。当たり前のことを当たり前にやるのが成績向上につながります。

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